【詐欺対策】NFT初心者が絶対知っておくべき詐欺事例8選!
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NFTを始めてみたいけど、詐欺が多いって聞いたよ。
騙されないための対策ある?
![シバタコ](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/04/itiya.jpg)
NFTには残念な事に利用者を狙った詐欺被害も増えています。
この記事ではNFT詐欺の事例をご紹介しつつ、その対策を解説していきます!
「NFTを始めてみたいけど詐欺に遭うのが怖い…。」とお考えではありませんか?
確かにNFTの世界はまだまだ法整備も甘く、初心者の知識不足に漬け込んだ詐欺被害が後を立ちません。
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僕自身はまだ詐欺には遭ったことがありませんが、TwitterやDiscordで詐欺被害を受けている方が泣き寝入りするのを何度も目撃してきました。
NFT詐欺の9割が「知識不足」から発生しており、知っていれば防げたであろう被害も多数あります。
逆に考えればNFTの詐欺は、正しい知識さえ身に着けておけば「9割の詐欺は防ぐことができる」ということです。
この記事では
- 実際にあった詐欺事例と
- それに対する超有効な詐欺対策
- さらにセキュリティを向上する方法
をそれぞれ紹介していきます。
自分の大切なNFTを詐欺師から守るためにも、この記事を読んで有効な詐欺対策を頭に入れておきましょう!
NFTでよくある詐欺と有効な対策
以上がNFTでよくある詐欺事例です。
これらの内容を頭に入れておくことで、ほとんどの詐欺は防ぐことができるでしょう。
対策方法もセットで解説しているので、目を通しておきましょう。
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ここからの内容だけは最低限覚えておきましょう。
1. Twitter・Discordで詐欺DM
- 「あなたのNFTを高値で買わせて下さい!」
- 「giveawayに当選しました!」
- 「メタマスクについて分からないことがあったら教えるよ!」
- 「公式アカウントからNFTプレゼントします!」
このような甘い話がDMで送られてきます。
このような詐欺話に乗せられてメタマスクのリカバリーフレーズを教えてしまうと一発でアウトです。
一番重要な内容を最初に言います。
NFTの詐欺被害のほとんどはDMから発生しています。
特に上記のような「美味しい話」がDMで送られてきた場合は、基本的に詐欺なので絶対に無視するようにしましょう。
実際に僕もNFTを始めて以降詐欺っぽいDMが送られてくることが何回かありました。
![](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/08/75c1a9b06bcb2e536996669a9ab7daf2-1024x353.png)
↑これは実際に送られてきた怪しいDM。ちょっと怖いので反応しないのが無難です。
特に海外の方から送られてくるDMには最大限警戒した方がいいでしょう。日本語がおかしいとか。
NFT界隈では「DMはすべて詐欺!」という常識が浸透しているので、普通の人はDMを送ってくることはまずありません。
![シバタコ](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/04/itiya.jpg)
大事なことなのでもう一度言います。「DMは全て詐欺」です。
知人からのDMもアカウントが乗っ取られている可能性があるので信用はできません。(実際に僕も経験済み)
とにかく「DMはすべて詐欺!」これを覚えておきましょう。
- DMは全て詐欺!
- SNSのDMをオフにしておく(来ないようにしておく)
これをやっておくだけでほとんどの詐欺被害を防ぐことができます。
2. Google検索に偽のOpenSeaが表示される
- NFTを購入できる「OpenSea」というサイトがあるらしい
- 早速Googleで検索してみよう
- 一番上に出てきたこのサイトでNFTを購入しよう
こうなるとアウトです。
世界最大のNFTマーケット「OpenSea」をGoogleで検索すると、偽サイトが表示されることがあります。
Googleの仕組み的に広告費を払えばGoogle検索の上位に表示させることは可能です。
当然この偽サイトは詐欺目的で作られており、知らずにメタマスクを接続してしまうとアウトです。
Google側も対策はしてると思いますが、このような詐欺事例は実際に起きていることなので、常に警戒しておきましょう。
- Google検索からOpenSeaにアクセスしない
- OpenSeaにアクセスするときは、NFTアートのTwitter公式アカウントのリンクからアクセスする
3. OpenSeaに偽コレクションが表示される
本物のOpenSeaにアクセスできたとしても油断はできません。
OpenSeaには見た目が知っているコレクションだとしても「偽コレクション」が紛れていることがあるので注意が必要です。
![](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/08/07a8059d65e48290259a169c66b2213c-1024x570.png)
OpenSeaの中で好きな漫画家やイラストレーターのNFTを見つけたとしても、安易に信用はできません。
Google検索と同様で「OpenSeaの検索窓は使わない」ということが重要ですね。
![](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/08/318475329096e7568360614fe60b12ce-1024x426.jpg)
名前の横に付いている青いチェックマークが公式マークなので必ず確認しましょう。
- OpenSeaの検索窓は使わない
- 公式マークを確認する
- 欲しいNFTアートがあったらTwitterの公式アカウントからアクセスする
4. SNS上の偽アカウント
- 好きなNFTアートのファウンダーがプレゼント企画をやっている
- ツイートの内容を確認してウォレット接続
こうなるとアウトです。
主にTwitterですが、公式アカウントそっくりに作られた偽アカウントが存在します。
この偽公式アカウントの指示で動いてしまうと、最終的にはウォレット内の資産を抜かれてしまうので気をつけましょう。
こちら↓人気NFTアーティスト「猫森うむ子(@umuco_digital)」さんの怒りのツイート。
このような偽アカウント被害はNFTでは日常茶飯事です。
最近は公式マークを誰でもつけれるようになったので青いチェックマークは参考になりません。
ツイート内でウォレット接続を求めるようなアカウントは間違いなく詐欺なので気をつけましょう。
- フォローしている人に知り合いがいるかどうかチェックする
- 明らかに大きいプロジェクトを名乗っているのに知り合いのフォロワーがいないのはおかしい。
- ツイートの内容がおかしい or 日本語が変
この2つをチェックすれば大抵は大丈夫です。
SNS上のアカウントはとにかく疑ってかかるのがNFTの基本です。
5. フリーWi-Fiで乗っ取り
- メタマスクへのアクセス
- OpenSeaでの買い物
- ウォレットを接続する行為
無料で利用できてとても便利なフリーWi-Fiですが、同時にセキュリティに脆弱性あります。
簡単にいうと「ハッキングに遭いやすい」ということです。
![シバタコ](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/04/itiya.jpg)
「専用の無線通信を傍受するソフト」というものがあるんですね。
詐欺師はこれを利用して常に資産を狙っています。
実際にそのような詐欺は発生しているので、大袈裟だと思わずに警戒しておきましょう。
特にフリーWi-Fiに繋ぎながらメタマスクにアクセスするのはかなり危険な行為なので、絶対にやらないようにしてください。
- フリーWi-Fiを使わない
- 外出先では「VPN接続」を利用する
6. OpenSeaで知らないNFTが表示される
- 知らないNFTが送られてきてるぞ
- なんか高額で売れるっぽいから販売してみよう
- 謎NFTをクリック
これでアウトです。
OpenSeaのNFT一覧に知らないNFTがあれば、それは「スパムNFT」の可能性があるので絶対に触らないでください。
OpenSeaの「Hidden」というフォルダーに入っていることが多いです。
OpenSeaでは「ウォレットアドレス」が常に公開されており誰でもみることが可能。
「ウォレットアドレス」さえ分かれば、エアドロップで簡単にNFTを送ることができます。
それを利用して詐欺師は「詐欺NFT」を送りつけてきます。
迷惑な話ですが、詐欺師が爆弾を送りつけてきているようなものだと考えておいてください。
中にはクリックしただけでアウトなNFTもあるという噂です。(僕は怖いので触ったことはありません。)
![](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/08/98e6a141ac6c241ce57136a61a6e8ea8-1024x511.jpg)
こちら実際に僕のウォレット送られてきた詐欺NFTです。なんか開きたくなる見た目をしてますね〜。
「自分のコレクションの中に謎のNFTがあると邪魔でしょうがない」という気持ちはわかりますが、ほっとくと消えている場合もあるので触らないようにしましょう。
- OpenSeaの身に覚えのないNFTには触らない
- 邪魔かもしれないけど我慢
7. ラグプル目的のプロジェクト
ラグプルとは、NFT運営側が販売後にプロジェクトを放棄したり、集めた資金を持ち逃げする詐欺行為のことです。
NFTを販売して以降、運営の発信が徐々に少なくなっていき最終的に「いつの間にかいなくなっている」というパターンが多いですね。
最初から詐欺が目的だったのか、途中で経営難になってしまい逃げたのかは分かりません。
聞いたことのないようなマイナーなNFTプロジェクトは、安易に信用せずによく調べてからNFTを購入しましょう。
- マイナーなプロジェクトは購入しない
- プロジェクトのロードマップを確認する
- 自分で調べてみて将来性を判断する
8. Twitterで「特定の単語」に反応する詐欺bot
これはTwitterで活動しているとよく分かります。
特定の単語というのは「メタマスク」です。
「メタマスク」という単語に反応して自動的に詐欺メッセージを送ってくるbotが大量にいるので気をつけましょう。
実際に見た方が早いと思うのでこちらを見てください。
こちらメタマスクが謎のハッキング事件があった時の僕のツイートです。
何気なくつぶやいたのですがこれに対する返信がこちら↓
![](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/08/8eb71637f8ef23095a79ee38336f37d8-884x1024.jpg)
このように謎のアカウントがわらわら湧いてきます。
もう分かると思いますがこちら詐欺なので反応しないようにしましょう。
これらのアカウントはいわゆる「捨て垢」なので頑張って通報するだけ時間の無駄です。(通報しても無限に湧いてきます)
大事なのは「これらが詐欺である」ということを知っておくことなので、ぜひ知識として覚えておきましょう。
- 「メタマスク」を含むツイートをするとbotが現れることを知っておく
- メタマスクの「タ」を夕日の「夕」にしてツイートするとbotが出てこない
さらにセキュリティを強化する知識
ここまで紹介した内容でほとんどの詐欺は対策できますが、万全を期したい方には以下のような対策が有効です。
これらの内容を実践しておくだけでセキュリティはさらに強固になります。
1つずつ紹介しておくのでぜひ目を通しておきましょう。
1. シークレットリカバリーフレーズの重要性を知る
![](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/08/10-1024x487.jpeg)
メタマスク作成時に作られた「シークレットリカバリーフレーズ」は覚えていますか?
メタマスクでNFTを管理する場合、シークレットリカバリフレーズは命の次くらいに超重要だということは覚えおきましょう。
なぜならシークレットリカバリフレーズの情報が漏れると、詐欺師のパソコンであなたのメタマスクにアクセスすることができるようになるからです。
![シバタコ](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/04/itiya.jpg)
他人のシークレットリカバリーフレーズを知った詐欺師は、資産抜き放題の無敵モードに入ってしまいます。
そのため詐欺師はあの手この手を使ってシークレットリカバリフレーズを聞き出そうとしてきます。
シークレットリカバリフレーズはそもそも人に教えるような情報ではないので、聞いてきた時点で詐欺確定です。
シークレットリカバリフレーズはたとえ家族や親友にも教えないという強い気持ちを持ちましょう。
- 「シークレットリカバリフレーズを教えてくれ」というDM
- ウォレット接続時にシークレットリカバリフレーズの入力を求められる
これら全て詐欺です。
2. ハードウェアウォレットを使う
![レジャーナノ紹介画像](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/08/9439ad5077a2ae8b13eb021a6abaff78-1024x598.jpeg)
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3TF5FA+FJNI6Y+3CWI+HUKPU)
正直これが最強のNFT保管方法です。
「ハードウェアウォレット」とは外部の保存媒体にNFTや暗号資産を移行し、オフラインで管理することウォレットのことです。
普段使わない高額なNFTを管理するならこの方法が一番ですね。
物理的にインターネットから切り離してNFTを管理するためハッキングのリスクが限りなく0になります。
オススメは日本でも使っているユーザーが多い、「レジャーナノ」です。
販売元の「レジャー社」はフランスの代表的なハードウェアウォレットの会社で、信頼と実績は十分です。
ラインナップは、「Ledger Nano S Plus」と「Ledger Nano X」の2種類。
Bluetoothがあるのかないのかの違いくらいなので好きな方を選びましょう。
![](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/08/ce73045b54c87627f5bc812c48a0e6be-1024x538.jpg)
資産をオフラインで管理で安心
注意点として必ず正規の販売店から購入するようにしてください。
理由は楽天やメルカリから購入する場合、悪意のある人がウイルスが仕込んでいる可能性があるからです。
メルカリなどの中古品では実際にそういうことがあるみたいです。
詐欺師はどんな手を使ってくるか分かりません。
公式でも「転売されたものに対してはサポートしない」と明言されているので、安くても転売品には手を出さないようにしましょう。
3. ウォレットを使い分ける
もし詐欺に遭ってもいいように複数のウォレットを使い分けるとさらに安心です。
- 普段使わないくらい高額な暗号資産やNFTは別のウォレットに移動
- NFT購入用のウォレットには最低限の資産だけ入れておく
このようにしておけば仮に詐欺に引っかかった場合でも被害は最小限で済みます。
複数ウォレットの作り方も簡単なので高額なNFTを持っている方は作っておくと安心ですよ。
まとめ
最後に今回紹介した「有効な詐欺対策」をまとめます。
- DMが基本OFFしておく
- Google検索でOpenSeaを検索しない
- OpenSeaへのアクセスは公式アカウントから
- OpenSeaの検索窓は使わない
- SNSの偽アカウントに注意
- フリーWi-Fiは使わない
- マイナーなプロジェクトはラグプルの可能性を考慮する
- シークレットリカバリフレーズは誰にも教えない
- ウォレットの使い分け・ハードウェアウォレットでさらにセキュリティ強化
今回はNFT詐欺の事例と対策についてご紹介してきました。
今回紹介した内容を実践すれば、9割くらいの詐欺は防ぐことができます。
残りの1割を防ぐには、僕たちユーザーが普段から危機意識を持つことが大切です。
詐欺師の手法もどんどん悪質になっていくので、日々知識をアップデートしながら大切な資産を守りましょう。
「詐欺対策」さえしっかりできていればNFTはめちゃくちゃ楽しい文化になりつつあります。
下の記事で「NFTの楽しみ方」を紹介しているのでぜひ読んでみてください。
![シバタコ](https://www.syumi.batakoblog-yt.com/wp-content/uploads/2023/04/itiya.jpg)
詐欺に負けないように、最新の技術をみんなで楽しみましょう!